ディルの育て方

ディルの育て方

**ディル**は、爽やかな香りが特徴のハーブで、家庭でも比較的簡単に育てられます。以下に基本的なポイントをまとめます。

栽培環境

• 日当たり：日光がよく当たり、風通しの良い場所で育てます。
• 土：水はけが良く肥沃な土を好みます。プランターの場合は赤玉土と腐葉土を7:3で混ぜたものや、市販のハーブ・野菜用培養土がおすすめです。

種まき・植え付け

• 時期：春（4～6月）または秋（9～10月）が適期です。秋まきの方が失敗が少なく、収穫期間も長いです。
• 方法：直根性なので、直まきが基本。株間を20～30cmあけて3～4粒ずつまき、土を薄くかぶせて軽く押さえます。
• 植え替え：根が傷むと生育が悪くなるため、植え替えは避けます。

水やり・肥料

• 水やり：土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。過湿は避け、乾燥気味に管理します。
• 肥料：植え付け時に緩効性肥料を混ぜ、成長期は月1～2回薄めた液体肥料を与えます。ただし真夏は控えめに。

日常管理

• 摘心・剪定：草丈20cm程度になったら摘心・剪定をすると、葉が多く収穫でき、蒸れや倒伏も防げます。
• 支柱：草丈が高くなったら支柱を立てて倒れ防止。
• 花芽管理：花が咲くと葉が固くなり株も枯れるため、葉を楽しみたい場合は花芽を摘み取ります。

注意点

• 害虫：春と秋はアゲハの幼虫に注意。見つけ次第取り除きます。
• 種の採取：一年草なので、花後にできる種を採って乾燥保存し、翌年まき直します。
• フェンネルとの交雑：近くにフェンネルを植えると交雑しやすいので、距離をとって栽培します。

まとめ

ディルは日当たり・水はけの良い環境で、直まき・乾燥気味の管理がポイントです。摘心や花芽摘みをしながら、長く葉を楽しみましょう。